2010年7月10日土曜日

バックス・シニカ(5)

もともと漢民族は黄河中流に最初に本拠を構えて、
そこから東西南北の異民族を征服吸収して、
自らの版図に加えて膨張してきた。

古代シナの膨張が一つの絶対期を迎えるのは
漢帝国の時代で、漢の武将は漠北を裁ち、
嶺南を平定して、ほぼ現在の漢民族の
住んでいる地域を征服した。

朝鮮半島についても、北半分を征服して、
朝貢国としないで、郡県を置いて直接支配した。

歴史の前例というのはおそろおしいもので、
唐の太宗の朝鮮介入も、漢の郡県復活の
ためというし、明治15年の壬午の変後、
日本攻略を主張するが、同時に漢の例にならって、
朝鮮の国を廃して郡県とすることを説いた。

つまり漢の時代の中国は歴史上どこでも
ある征服王朝の一つで、朝鮮半島南部や
日本が征服されなかったのは、
地理的にあまりにも遠かったというだけの
理由でしょう。

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