ついでに唐の太宗の高麗成征伐について
十八史略は、「この外征では、十城を陥し、
七万の人口を唐に移し、三つの大合戦で
四万以上の首を切った。
しかし味方は三千人の兵を失い、
戦馬は十に七八は死に、それでも
目的は達せられなかった。
太宗は深く後悔して、もし魏徴が生きて
いたらこのようなことはさせなかっただろう」
といって、先にうとんじられた唐の
名臣魏徴の名誉回復をする。
唐の太宗といえば、中国の歴史の皇帝の中でも
最高の歴史的評価を与えられている名君だ。
十八史略も、その業績と人となりに
賛辞をかさねている。
ちょうど日本と大陸との本格的な対外関係が
始まるころから、外征を不徳とする
考え方が中国に確立する-これもまた
日本にとってはきわめて運のよい
話だ。
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